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updated 2017-05-24
                            



飯能市エコツーリズムの概要

1 里地里山の身近な自然と文化

 身近に自然が残る天覧山周辺 飯能市は、丘陵地の雑木林から山地の植林・自然林まで多様な樹林が分布し、源流域から中流域までの変化に富んだ河川環境が見られ、こうした自然は多様な野生生物を育んでいます。また、古民家の残る街道や、郷愁を誘う山村の集落の風景、そこで営まれてきた生活も貴重な文化資源となっています。

 
 飯能市では、こうした豊かな自然資源や歴史文化資源、地域の個性ある生活・習慣などを生かしながら地域の活力や経済の振興につなげていくためには、エコツーリズムの導入が有効な手段であると考えました。既存の取組みとの連係と効果的な実施を図るため、共通の目標を設定し認識を高めていくことや、市民の参加による取組みを推進すること、埋もれている自然・文化資源を再調査し、活用方法を確立していくことなどを目指して、2004年に環境省が進めるエコツーリズム推進モデル事業の「里地里山の身近な自然、地域の産業や生活文化を活用した取組み」に応募しました。
 
 エコツーリズム推進モデル地区の指定を受けて、学識経験者、自治会等の代表者、農林業・商店街・観光事業の関係者、自然保護や環境保全活動をしている者等を委員として「エコツーリズム推進協議会」を設置し、市及び推進協議会が中心となり、飯能市エコツーリズム基本方針、飯能市の目指すエコツアーやエコツアーの質を確保するための仕組みを構築しました。
 

2 エコツアーのガイダンス

 地元のお母さんがおまんじゅうづくりを教える 飯能市のエコツーリズムは、基本方針の一つとして「すべての地域と人の参加」を掲げています。自然環境とともに生活文化や伝統をエコツアーの素材とすることによって、専門的な知識や技術を持つ人だけでなく、誰もがガイドになれるエコツーリズムを目指しています。
 
 実際にガイドとしてエコツアーを実施しているのは、地域住民やNPO団体、身近な仲間のグループなど市民の方々です。この市民のガイドが、人の手によって守られてきた自然と生活文化のある里地里山を「地域に住む人が、地域の言葉で、地域をガイドする」というのが飯能市のエコツーリズムとなっています。
 
 そして、市民一人ひとりの個性とおもてなしの心、来訪者を楽しませようという気持ちを大切にしています。
 

3 身近な自然と生活文化が「宝物」

 木工のノウハウを教える 飯能市のエコツアーは、特別なものを題材としているのではなく、自然環境や歴史、生活文化など地域にあるものを活用してツアーとしています。 身近な自然と地域の人々が持っている生活の知恵、衣食住の技術などの「宝物」を地域の人達と一緒に掘り起こし、エコツアープログラムを開発しています。

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